歯科医師は「医療従事者」だけではない?データから見る歯科市場のリアル
2026年09月04日 13:37
歯科市場を、どこまで知っていますか?
「歯科医院はコンビニより多い」「歯科医師は高所得」
歯科業界について、このようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
一方で、実際に歯科医師がどれくらいいるのか、どのような形で医院を経営しているのか、どの程度の所得水準なのかまで把握している方は、意外と少ないかもしれません。
WHITE CROSSでは今回、公開統計・会員データ・独自調査をもとに、「歯科医療のリアル ―医師数・経営実態から見る歯科業界の今―」を調査レポートとしてまとめました。
「歯科医院はコンビニより多い」は本当?
全国の歯科診療所数は、66,818施設(令和5年)。
一方、コンビニ大手4社の店舗数は、参考値として約53,285店です。
調査年には違いがあるものの、歯科診療所数は主要コンビニ4社の合計店舗数を上回っています。
ただし、歯科診療所数は令和4年の67,755施設から減少しており、長期的な増加から、近年は頭打ち・微減へと変化しています。「歯科医院は多い」というイメージだけでは見えてこない、歯科市場の変化が始まっています。
歯科医師の多くは「経営者」でもある
歯科市場を見るうえで、もう一つ重要なのが「開業医」という存在です。
WHITE CROSSの会員データでは、登録する歯科医師のうち、62.5%が開業医となっています。
つまり、歯科医師は単なる医療従事者ではありません。
医院を経営し、設備投資や増改築、自由診療メニューの拡充などについて、自ら意思決定を行う「経営者」という側面も持っています。
データから見えてくる「高所得層」としての側面
さらに、WHITE CROSS会員データを見ると、
年収1,000万円以上:68%
その内訳は、
・2,000万円以上:30%
・1,500〜2,000万円:17%
・1,000〜1,500万円:21%
となっています。
また、30〜50代が76.1%を占めています。
※WHITE CROSS会員を対象としたデータであり、歯科医師全体の所得分布を示すものではありません。
開業時には数千万円〜億単位の資金が動くことも
WHITE CROSSが開業医を対象に行った独自調査では、開業時の借入金額について、約7割が「3,001万円〜1億1,000万円」の範囲に分布しました。
さらに、1億1,000万円を超える回答も確認されています。
歯科医師は「高所得層」であるだけでなく、医院経営において大きな資金を動かす事業の意思決定者でもあります。
歯科医師は、どのようなことに関心を持っているのか?
では、こうした歯科医師は、仕事以外ではどのような商品・サービスに関心を持っているのでしょうか。
WHITE CROSSでは、会員を対象とした独自調査から、歯科医師の消費・興味関心についても分析しています。
「医療従事者」という括りだけでは見えてこない歯科医師の姿を知ることで、歯科市場へのマーケティングの考え方も変わってくるかもしれません。
調査レポートでわかること
本レポートでは、以下の内容をまとめています。
・歯科医師数の推移
・歯科医院とコンビニ店舗数の比較
・歯科医院の経営形態
・開業医としての歯科医師の特徴
・所得・年代構成
・WHITE CROSS独自調査による開業時の借入金額
・歯科医師の消費・興味関心
・「高所得層」として見た歯科医師のマーケティング可能性
歯科業界向けに商品・サービスを展開している企業様はもちろん、高所得層・経営者層への新たなアプローチを検討されている企業様にもおすすめの内容です。
歯科市場の「今」を、データで見る
歯科医師は、医療従事者であると同時に、医院を経営する経営者でもあります。
市場規模や所得だけではなく、「どのような人たちなのか」まで理解することが、歯科市場へのアプローチを考える第一歩です。
詳しいデータやWHITE CROSS独自調査の結果は、調査レポートにまとめています。